2016.04.13

合同会社バンクトゥさん

いろいろスクールを実際に受講していただいた皆さんのリアルな声をご紹介していきます。
京都・五条にある制作会社「バンクトゥ」さまに伺いました!

バンクトゥメンバーの皆さま

〈左〉松田寛志さん 〈中央〉光川貴浩さん 〈右〉金原由佳さん

はじめにバンクトゥさんのお仕事内容を教えていただけますか。

光川さん:編集を基盤に、雑誌や本、ウェブサイトの制作などを行っている会社で、現在は編集者3名とデザイナー2名が在籍しています。
紙媒体の実績ですと、路地裏など一冊ワンテーマで京都を紹介する「らくたび文庫」シリーズは初期の立ち上げの時から携わっていました。最近だと「Men’s Leaf」という30代前後の男性をターゲットに、ディープな酒場など飲食情報を扱う雑誌なども制作しています。「Men’s Leaf」は実際に弊社スタッフが掲載候補の酒場を巡り、取材拒否で有名なお店にも粘り強く何度も飲みに行って掲載許可を取るなど、しっかり街歩きしながら作った一冊です。商業的にも成功して良い反響があったと聞いています。
ウェブサイトも数多く制作しています。例えば、2015年に開催された「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」の本サイトや、京都精華大学の「動画でわかる先輩たちのライフスタイル」という特設ページなどを制作しました。弊社では主にディレクション部分を担い、外部パートナーのデザイナーやライター、映像クリエイターなど、案件ごとにチームを組んでいます。
制作媒体の割合としては、ウェブが5割、紙が2.5割、残りの2.5割がSP(セールスプロモーション)ツールというバランスですね。

らくたび文庫シリーズは書店でよくお見かけしてます。「Men’s Leaf」もストーリー性があって楽しいですね。最近はウェブのお仕事が増えてきた感じでしょうか。

光川さん:はい。会社を始めた頃は、紙媒体メインだったんですが、だんだんとウェブが多くなりましたね。紙であろうと、ウェブであろうと、編集という技術を軸に、情報の設計をきちんと行うことを大切にしています。

そんな中で、いろいろスクールの「Javascript 基礎講座」を受講していただくきっかけはどんなことだったのでしょう。

光川さん:まず、いろいろスクールは講師陣が充実していますよね。僕が受講した「Javascript 基礎講座」のイケダ(コウセイ)さんも、長山(武史)さんも、以前から存じ上げており、制作業界でよく話題になるキーマンですよね。
レベルの高い先生から学べる上に、他の一般的な講座に比べて費用がとても安いと思います。
仕事を抱えながら自主的に勉強を続けるのは難しくて、時間を決めて講座に通ったほうが続くかなという思いもあり、松田も誘って受講しました。
僕が元々いる出版業界は、著作権や版権をビジネスモデルのベースにしていることもあって閉じられた世界だと思う時があります。ウェブ業界に比べて、知識や技術をシェアしていこう、という考え方が少ないです。けれど会社を立ち上げる前に、東京ではじめてコーディングの勉強を始めたとき、ウェブ業界の「オープン&シェア」というマインドにカルチャーショックを受けたんです。情報がどんどん共有されていくことで価値をもつ。いろいろスクールは「いまどきの本屋のつくり方講座」など、アナログな分野も「オープン&シェア」というマインドでやっていますよね。これは本当に、凄く良いなぁと思います。

松田さん:僕はディレクターに求められるHTMLやCSSの基礎は学んでいたのですが、Javascriptはずっと敬遠してきたんですよ。
しかし、ウェブのディレクションをして行く上で、ブラックボックスが多すぎると指示も提案も曖昧になりますから、ある程度の基礎ぐらいは知っておきたいという気持ちはあったんです。そんな時にちょうど光川に誘ってもらって受講しました。

実際に受講してみていかがでしたか。

光川さん:僕は基本的に編集者なのですが、半分はウェブディレクター的な立ち回りをしているので、すぐに仕事に活かせる知識が得られて良かったです。
現在、ウェブディレクターに求められる仕事が非常に多くなっていますよね…アカウントもやって、マーケティングもやって、デザインの指示もやって、更に技術のこともわからなくちゃいけないし、データ解析もやらないといけない、というように、一人の人間でこなせる範疇を超えてしまっているように思います。そうなると独学で勉強しているだけでは追いつかないので、ちょっと近道したいというか、その道の専門家に聞いたらパッとわかることがあるんじゃないかと期待していました。
実際、先生の教え方はとてもクイックでしたね。Facebookグループが設定されていて、そこに授業終了後に資料がすぐアップされていて後で見返すこともできましたし、Facebookグループの中で疑問点なども回答していただけてすごく良かったです。いわゆる学校みたいなテキストは無いのですが、テキストは要らないなと思いました。

光川さん

松田さん:僕も普段、編集とウェブディレクションの仕事をしています。
講義では、そもそもプログミングとは何か、といった基礎的なことから教えてもらえたのがすごく嬉しかったです。今まで「なんとなく」で済ませていたことも、その背景や基礎を知ることで体系的に理解が深まったように思います。自分にとってはとても大きな変化だと思います。
プログラムに対する苦手意識も多少克服できたように思います。

お二人ともプログラマーではなく、ウェブディレクターとして受講されたんですね。
お仕事では具体的にどのように役立てておられますか。

光川さん:そうですね。自分自身がプログラムを書ける必要はないと考えていますが、重要度が増してきているJavascriptでどういうことができるのかをもっと理解したいと思い、受講しました。
講師のイケダさんは「プログラムとはどういうものか」ということを、ご自身の中でしっかりと言語化されていて、授業でそれを教わった次の日には、僕がクライアントに説明する時に、先生の言葉をそのまま拝借したこともありましたね、笑。
講座を通して、今まではぼんやりとして言葉にできなかったことを自分のなかで言語化することができ、ものの捉え方が広がったように思います。以前よりクライアントに説明しやすくなったし、外部のシステム会社やコーダーにより適切な発注を出せるようになるんじゃないかと期待しています。

松田さん:システムの構築やコーディングなど、自分の専門領域ではない見積りも相手の言い分をそのまま聞くのではダメだと思うんです。自分で構造を理解することで、作業内容に見合った金額かどうかをある程度判断して、疑問点があれば指摘できるようになります。実際にその作業を体験することで、難易度や規模を実感できますし。知らないで終わらせず、一つずつ勉強していくことが、クライアントにもパートナーにも、そしてエンドユーザーにもメリットを生むと考えています。

講座の回数や時間などはどうでしたか。

光川さん:限られた時間の中なのでスピート感も早く、正直ちょっとついて行くのが大変だなという時はありましたが、全部できるようになりたいというより、概念を理解したいという思いがあったので、その分野に精通している方と顔を合わせて学べたことに高い価値を感じました。流行している動画学習やウェブ上のチュートリアルを否定するわけではないですが、まったく新しい知識や技術に触れる時は、実感に基づいた生の声を聞くことで理解のスピードが早くなるように思います。
また、プログラミング的な思考を持つことで、普段のディレクター業にも役立つことがとても多いと思いました。プログラムもディレクションも物事を的確に伝えないとバグが起こってきちんと動かないですし、複雑な要件をどうグルーピング化していくか、細分化していくか、という点は発想が同じじゃないでしょうか。
余談ですが、文字の一字一句を細かく見て行くところなど、プログラミングは紙の編集者向きの仕事なんじゃないかと思います。扱うものは、基本的にどちらも「言語」ですから。
いま出版業界で将来の不安を抱えている編集者は、いろいろスクールなどでちょっとプログラムを学べば、ウェブのディレクションもできるようになると思うので、どんどん勉強されたら良いと思いますよ、笑。

松田さん:確かにスピードはすごく速かったんですけども、ポイントを押さえて教えてくださるので、ビジネスマン向きではないでしょうか。

光川さん:仕事が忙しいと毎日時間をとるわけにはいかないので、短時間で受講できるのはありがたいですね。

続いて金原さん、今回「カメラ実践講座(ポートレート編)」を受講していただきましたが、そのきっかけは?

金原さん:カメラ講座を受講したのは、普段自分が撮影するのは風景などが多くて、人を撮ることには抵抗があるというか、自分自身も緊張してしまうという感じだったのですが、ポートレートの講座を受けて、新たに撮れるものが増えたらいいなとか、講師の松村シナさんの写真の雰囲気がすごく好きだということがあったのが理由です。
それと、私は普段はデザイン業務をしていますが、たまに会社で写真を撮らせてもらう機会もあって。
写真を撮るのって続けて行かないと、どんどん下手になってしまうので、受講することで継続的にカメラを触るきっかけになったら良いなということもありました。

受講後も写真を良く撮っておられますか。

金原さん:そうですね、撮っています。受講してからはカメラの設定を自分で調整して撮影することが増えて、以前より写真を撮るのが楽しくなりました、笑。
最近で言うと、お正月に親戚が集まった時に写真を撮ったりしましたね。

光川さん:僕はカメラ講座の終了写真展を観に行きましたが、すごく良かったです。
写真を勉強すると、構図のつくりかたや余白の持たせかたとかデザインの仕事にも活きてきますし、クリエイターには色んな場面で役立つんじゃないかと思います。

金原さん:いろいろスクールのカメラ講座は修了展があるのが良いなと思っています。自分一人でも写真を撮ることはできますが、個人で展覧会をするとなると、お金の面もあるし、どうレイアウトするかなどもあって、なかなか「よし、やろう」とはなりにくいのですが、アウトプットも含めた講座になっているので、先生に相談しながら最後にちゃんと形にできて、人に観ていただく機会があるというのは有り難いと思っています。

金原さんは「デザイン・フィクション」も受講していただきましたが、こちらはいかがでしたか?

金原さん:私は学生時代にも大学で熊野(森人)先生の授業を受けていたのですが、学生の頃は経験値が無いもので、先生の仰ることを想像力で補いながら、なんとか理解していたという感じでした。
それが社会人になって改めて聞くと「あ、なるほど」「こういうことだろうな」とすっと頭に入ってきて自分でもビックリしました。
物事の解像度を上げて人に説明すると良いというお話も、今だからこそ、すぐに理解できたんだと思います。

バンクトゥメンバーの皆さま

なるほど。「デザイン・フィクション」は社会人におすすめの講座かもしれないですね。最後に、今後受けてみたい講座やいろいろスクールに期待されることなどあればお聞かせ下さい。

光川さん:そうですね、Javascriptは基礎講座と実践講座がありましたが、間に中級もあるとありがたいです。
個人的には最近、機械学習に興味があります。必ずしも今後の仕事の核とならなくても教養として必要な事柄についての講座があれば受けてみたいですね。

松田さん:僕はWordPressとかCMS関係の講座もあれば受けてみたいです!

金原さん:個人的には、カメラ講座の修了展の準備期間をもっと長くしてもらいたかったです…。

光川さん:デザイナーだからデザインの講座を受けるというのではなくて、普段の仕事とは違う畑のことを学ぶというのが良いと思いますね。
スタッフにこういった外部の勉強会を積極的に受講してもらいたいので、会社で支援制度を設けることにしたんですよ。いろいろスクールの今後の講座にも期待しています。

バンクトゥのみなさん、貴重なお話どうもありがとうございました!
みなさんのお声を今後の運営に役立てたいと思います。

【取材ご協力】
合同会社バンクトゥ
京都市下京区五条高倉角堺町21番地Jimukino-Ueda bldg 501
http://bankto.co.jp/

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